横浜市ゴミ焼却場、鉱物ゼオライトでセシウム吸着

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ゼオライトの原石 横浜市は4月から市内の4焼却工場での飛灰の処理に全国で初めて鉱物ゼオライトの使用を開始した。過去の世界の原発事故の後処理でも実績ある鉱物に、期待が寄せられている。

焼却工場から出る焼却灰等の処理は、福島原発事故以来1年が経過したが、今なお自治体の課題となっている。国の基準では、放射性セシウムの濃度が8000Bq/㎏以下の焼却灰等はそのまま埋立が可能、8000Bq/㎏以上100,000Bq/㎏以下のものについては、地下水への流出を防ぐなどの措置を取れば、最終処分場への埋立処分は可能とされている。今回は横浜市の焼却工場による4月からの新事例を紹介する。ゼオライト・ベントナイトにより、海面最終処分場の内水へ、飛灰から放射性セシウムが溶出することを抑制するという処理方法だ。同市の4つの焼却工場を管轄する同市資源循環局適正処理計画部施設課に話を聞いた。

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