環境 新製品:非粘着セラミック・コーティング/シノン電気産業

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「砂」が原料
毒性がない環境に優しいコーティング

シノン電気産業は3月18日、フッ素化合物に代わる非粘着セラミック・コーティング「サーモロン・コーティング」を主軸とした新会社、サーモロン・ジャパンを設立した。
PTFE、PFOA等フッ素化合物の加工を施した調理器具は、少量の油でも食材がこびりつくことなく調理できることが人気。その一方で、一旦体内に取り込まれると排出されにくく、長期摂取すると毒性を発現することが懸念されている。

サーモロン・コーティング

サーモロン・コーティングの原料は基本的には「砂」。耐熱温度は450℃でフッ素コーティングの約1.8倍。耐摩耗性も優れており、生産工程でのCO2排出量も少ない。日本では耳新しい素材だが、調理器具は世界52カ国に普及しているという。

サーモロン・セラミック複合材料は、ステンレスやアルミ、銅からプラスチックや紙にまで塗布できる。サーモロンジャパンでは、今後さらに応用範囲を広げていきたいと考えている。

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