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環境 新製品:CO2濃度表示モニター/美山技研

環境ビジネス編集部

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室内から農業・医療用まで応用可能なCO2濃度センサー

プリント基板の製造販売を手がける美山技研が、これまで培ってきた医療機器用基盤の設計・製造技術を応用して、CO2濃度センサーを開発した。2009年度から本格的に空調機器市場の開拓に乗り出す。

CO2濃度表示モニター

室内におけるCO2の発生源には、人の呼吸をはじめ、喫煙、台所のガスレンジ、ストーブなどの暖房器具などがある。発生源からはCO2とともに人体に有害な物質が発生しているケースが多い。つまり、室内のCO2濃度を監視することは、室内の空気汚染を察知する指針となるのである。美山技研のCO2濃度センサーの測定方法は、NDIR(非分散型赤外線吸収法)といわれる、CO2に最も吸収される波長4.26マイクロメートルの赤外線を利用した方法。光源から集光素子に至るまでの赤外線の減衰量からCO2濃度を割り出す。

CO2センサーは温度変化を検知してCO2を算出する熱方式が一般的。NDIR方式は、熱方式に比べて安定性と応答性の高い測定が可能だという。測定範囲の上限は衛生基準の許容範囲を超える8000ppm。8000ppmを超えると警報が鳴り換気を促す。換気機器と組み合わせた自動制御機能を設定すれば、一定濃度を超えると自動的に換気したり、燃焼を遮断したりと、換気促進や温度コントロールにも活用できる。

モニターは100mm×50mm×40mmとコンパクト。同社担当者は「農業や医療など、いろいろな分野に応用ができると思う」と話す。

フランスではストーブなどの燃焼機器に同国工業規格(NF規格)に適合したCO2センサーの設置が義務づけられている。美山技研では、欧州市場の開拓を目指す国内メーカも視野に入れ、初年度売り上げ1億円を目指す。

 
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