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環境 新製品:ecoターボ温水ヒーポンETW/三菱重工業

環境ビジネス編集部

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業界初!熱源に排熱を利用したヒートポンプ
80℃レベルの温水を連続供給、しかも省エネ

三菱重工業は、80℃の温水の連続供給が可能な業界初のターボ圧縮式ヒートポンプ「ecoターボ温水ヒーポンETW」を発売した。
80℃レベルの温水は、食品工場での温浴加熱や殺菌、半導体製造工程での洗浄、塗装工程での乾燥加熱など、さまざまな工場で使われることが多い。このような工場で使用される温水は通常、化石燃料やガスを燃料とするボイラーで作られている。
三菱重工は温水を作る熱源として、工場の製造過程で発生する排熱に着目した。通常排熱は、そのまま捨てられるか、冷却塔で冷やされて捨てられる。ecoターボ温水ヒーポンETWは、この排熱を活用して75℃の水温を80℃に加熱して供給する。

ecoターボ温水ヒーポンETW

冷却塔から排出される排熱の温度は30~50℃。これを熱源水として、ヒートポンプの原理で必要な熱を汲み上げ、温水系統に供給する。熱を運ぶ媒体にはHFC-134aという冷媒を使用。その冷媒を蒸発・圧縮・凝縮させるのは、蒸発器と凝縮器という2種類の熱交換器とターボ圧縮機・モーターで構成されるシステム。システムはインバータ制御され、消費電力を抑える。

ecoターボ温水ヒーポンETWは、化石燃料を使わずに電力だけで稼働するため、CO2排出量を大幅に削減できる。ボイラーで温水をつくる場合と比較して、CO2の排出量を最大70%削減する。また、省エネ性能を表す成績係数COが4.5と高効率。高い省エネ効果が期待できるので、運用コストの大幅節減も可能だ。
三菱重工では、初年度50台、次年度より年間100台の販売目標を掲げ、各種産業分野で環境負荷低減に向けた顧客ニーズを開拓する。

 
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