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環境 新製品:太陽電池向けEVA・バックシートの搬送・切断加工ライン/アイセル

環境ビジネス編集部

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業界初!「引いて切る」切断方式
高精度で美しい断面を実現

太陽電池向けEVA・バックシートの搬送・切断加工ライン

アイセルが太陽電池向けEVA(※)・バックシートの搬送・切断加工ラインを開発した。高精度な搬送・打抜き・切断・積層ができるというのが魅力だ。

新開発したフィルム加工機の目玉は、独自開発の切断方式。シートカッターが振り子のようにスイングして「引いて切る」、業界初の技法だ。とくに太陽電池のセルを封止するEVAは、ゴムのように伸縮性がある。そのため従来のギロチン方式の裁断では寸法を安定させるのが難しかった。しかし、新開発のスイング方式が、美しい断面と高精度な切断を実現した。

さらに、新開発のフィルム加工機は、最小400W~最大2100W×最小500L~最大2100Lの広い加工幅を実現。また、各工程がユニットで構成されているので、別ライン装置などに必要なユニットを組み込み、オリジナルの加工ラインを作ることもできる。

用途は、太陽電池材向けEVA・バックシートの他、半導体材料、半導体保護膜、液晶用材料、帯電防止膜、工業用フィルム、印刷材料などの薄物フィルムと幅広い。また、プレス方式では、エアー式、直動サーボ式、クランクサーボ式などに対応。刃物もトムソン刃、エッジング刃、オスメス型などに対応しており、用途に応じてさまざまな抜き方式ができるのが特徴だ。

同社はこれまで、薄型ディスプレイ用途でのロール材やシート材の搬送から打ち抜き、切断などを行う装置や金型を製造してきた。今回のフィルム加工機は、ユーザーからの問い合わせに対応したことがきっかけで開発に至ったそうだ。同社では、急ピッチで進化し市場拡大する太陽電池関連の開発型企業として、今後も独自のフィルム加工機を先行投入していく方針だ。


※EVAとは、「エチレン・ビニル・アセテート」の略。

 
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