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環境 新製品:DRC外断熱エコシステム/ダントー

環境ビジネス編集部

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従来の1/2以下のコストでできる「外断熱」
安全性や防火性にも配慮

省エネが求められているのは建設業界も例外ではない。この7月、タイル製造販売のダントーホールディングス子会社のダントーは、新開発の外断熱タイル張り工法「DRC外断熱エコシステム」の販売を始めた。

DRC外断熱エコシステム

断熱の方法には内断熱と外断熱がある。現在は内断熱が主流だが、外断熱のほうが断熱性・気密性に優れ、冷暖房費の削減による省エネやCO2排出削減、結露抑制、コンクリートの中性化による躯体劣化の抑制、半永久的な断熱効果の維持など、さまざまな優位性が認められている。だが、市場価格が非常に高いためになかなか普及しなかった。

新開発のシステムは、RC躯体に打ち込んだ断熱材「SOTO(ソト)ダンボード」に直接タイルを貼るだけ。工法をシンプルにすることで、コストを従来工法の1/2~1/3に圧縮することができた。価格は、標準品のモザイクタイル(3,000円/m2程度)を使用した場合のシステム価格で14,000円/m2(断熱材の価格+タイルの材工価格)。

SOTOダンボードは、医療や食品にも使われる炭酸カルシウムが主成分なので安全性が高い。優れた断熱効果の鍵となるのが、フロンガスを一切使用しない無結合の完全独立型発泡構造だ。気泡の一つ一つに空気が含まれるので、熱伝導率が小さく、優れた断熱性を発揮する。

また、SOTOダンボード自体が着火・溶解することはなく、万が一火がついても燃えずに炭化するだけ。火災が広がるのを防ぐとともに有害煙も出ない。コンクリートやモルタル、タイルとの付着強度が高く、接着性も抜群だ。強力な粘弾性で、貼り付けたモルタルやタイルが剥離するのを抑制する。さらに、透気性が極めて低くコンクリート中性化抑止力に優れているので、建物自体の寿命もかなり延びそうだ。

環境、建物、人に優しい断熱工法として「DRC外断熱エコシステム」に注目が集まっている。

 
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