環境 新製品:LED照明「ソウルライト」/エスワイケイ

  • 印刷
  • 共有

蛍光灯と同等の明るさを保ち
放熱性を高めて長寿命を実現したLED照明

エスワイケイが、コスト削減を徹底的に追求した、リーズナブルで高性能なLED照明「ソウルライト」を発売した。

省エネによるCO2排出量削減や、長寿命による廃棄物削減や交換作業の軽減など、さまざまな効果で注目を集めているLED照明。だが、技術的にはまだまだ発展途上であるのも事実だ。

ソウルライト
ソウルライト

LEDは半導体であるため熱に弱く、高温にさらされると製品寿命が短くなってしまう。エスワイケイによると、「従来製品の一部には製品温度が80℃を超えるものもあり、カタログに表記された製品寿命に対する疑問の声もあった」という。その原因の一つが、LED素子を保護するためのパッケージ。一般的に、LED蛍光灯の照度を現行のものと同等にまで引き上げられるマルチパッケージという手法が使われているが、この方法は電圧の負荷が高く高温になるため、製品寿命が短くなってしまうのが課題だ。

この問題に挑んだのが、新発売のソウルライトだ。発熱量の少ない日亜製ノーマルチップを320個配列しパッケージング化。また、放熱性に優れた基板を独自開発し、ジャンクション温度を40℃以下に保つことに成功した。また、海外のOEM企業に製造を委託するメーカーが多い中、同社は大量生産の際の製造ムラを極限まで減少させるため日本企業による製造にこだわり、徹底した製造・流通管理を実施している。その結果、従来品の明るさを保ちながら4万時間の寿命を全うできる製品が完成した。

ソウルライトは、蛍光灯タイプ、ダウンライトタイプ、防犯灯タイプとラインナップも充実。購入者のネックとなる初期費用の負担を軽減するリース販売もはじめた。
同社では、来期のLED照明部門の売り上げ10億円を見込んでいる。

この記事にリアクションして1ポイント!(※300ポイントで有料記事が1本読めます)

関連記事