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環境 新製品:ファイア・アップERG/ファイア・アップ

環境ビジネス編集部

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燃焼効率を高めてボイラの省エネを実現
稼働時間が長い大型ボイラほど効果大

ボイラや乾燥炉や脱臭炉など、「燃焼機器の省エネ対策には手を尽くした」と思っている企業でも、まだまだ省エネやCO2排出量削減は可能かもしれない。

ファイア・アップの「ファイア・アップERG(エルグ)」は、省エネ対策をやりつくした設備でも、さらに省エネ率を上積みできる新システムだ。同社が食品工場や化学工場などで実施した30数件の実証実験では、2.5%から9%の燃料費削減効果が確認された。同社代表取締役社長 米田佳孝氏は、「5トンボイラで年間600万円もの燃料費を削減した実績もある」と、胸を張る。

ファイア・アップERG

ファイア・アップERG


ボイラ装着例

ボイラ装着例


なぜそのようなことが可能なのか。それは、従来の省エネ技術のほとんどが熱損失を減少させる技術であるのに対し、ファイア・アップERGは「燃焼」の原点に着目し、燃焼を促進させて燃焼効率を高めるという、世界初の新技術だからだ。同社は、ある条件下で合成した特定の物質が燃焼そのものを変化させることに着目。それを活用して燃焼時に酸素との反応を促進させ燃焼効率を高めるファイア・アップERGを開発した。燃焼を促進することで、火炎温度は上昇し火炎が安定して完全燃焼に近づく。その結果、燃料やCO2排出量が削減されるという仕組みだ。

ファイア・アップERGの導入は、まず、対象となるボイラや炉の燃焼状態や伝熱状態を分析する「省エネ診断」から始まる。診断結果に基づいて、最適な方法でボイラにERG本体を装着する。そして、装着前と後の一定期間のデータを測定し、省エネ効果を検証する。顧客が代金を支払うのはこの検証報告の後。省エネ効果を目で確かめてもらってからという点に、同社の自信のほどがうかがえる。

ファイア・アップERGは、貫流・炉筒煙缶、水管ボイラに対応、燃料は重油・灯油・都市ガス・LPGに対応している。価格はボイラ容量1トンあたり50万円(工事費別)。稼働時間の長い大型ボイラほど高い効果が期待でき、稼働率が高いボイラでは1年以内に初期投資の回収が可能だという。

すでに反響は大きく、テスト導入して効果を実感した企業では系列企業内への導入が広がっている。ファイア・アップERGは、ほかの省エネ方法との併用も可能。まずは省エネ診断を受けてみるのもいいかもしれない。

 
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