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環境 新製品:木質アスファルト舗装材「ハーモニーロードウッド」/田中建材

環境ビジネス編集部

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砕石使用の舗装材と同等の耐久性を持つ木質舗装材
建築廃材も利用でき、CO2排出削減に貢献

田中建材は自社開発の木質アスファルト舗装材「ハーモニーロードウッド」の受注窓口となる企業を募り、全国展開に向けた販売体制の整備に取り組む。

木質アスファルト舗装材は透水性や保水性、断熱性に優れ、蓄熱が少ないことからヒートアイランド現象の緩和に有効であることが知られている。だが、従来の木質舗装は、木質チップを常温の接着剤で固めて施工するため、木質とバインダー樹脂との相性が悪いことや、接着剤が紫外線に弱く耐候性に劣ることなどが課題だった。

ハーモニーロードウッドの施工例

ハーモニーロードウッドの施工例


一方、ハーモニーロードウッドは、独自の特殊技術により木質の水分を飛ばし、高温のアスファルトと効率よく混合。砕石を使用した通常の舗装材と同等の耐候性や耐食性を持たせることに成功した。その結果、従来の木質舗装では不可能だった、施工後の管理車両や歩道の進入車両の通行を可能にし、舗装材の活用範囲を大きく広げた。

木質舗装の材料となる木材チップには主に間伐材が利用されるが、同社の場合、間伐材の他にも住宅の解体などで発生した廃材の破砕チップも利用できる。田中建材の試算によると、このような解体廃材や間伐材を焼却処分することなく舗装材として活用すれば、1,000m2あたり約6.5トンものCO2を固定できるという。木質アスファルトの施工に使用する加熱混合炉は移動式で、廃木材の発生地で木質アスファルト合材が製造できる。さらに、施工済みの木質舗装は再加熱することで再利用できるという。

同社は今後、全国から募った協力会社を通じて、温暖化やヒートアイランド抑止を推進する技術としてハーモニーロードウッドの普及拡大に挑む。普及を加速させるためにも、木質舗装材の価格を砕石使用の舗装材と同程度まで下げるのが目標だ。

 
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