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環境 新製品:アポロン式焼却炉/アーバンネットユニオン

環境ビジネス編集部

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家庭用電源で稼働できる、低コスト型焼却炉
無煙・無臭で、有害物質の排出もごくわずか

廃棄物を焼却処分する際に問題となるのが、有害物質を含む煙の排出や悪臭の発生。そのような心配のない、着火時点から無煙・無臭で廃棄物を完全燃焼させる焼却炉が発売された。

アーバンネットユニオンの「アポロン式焼却炉」は、1200~1300℃の高温で有害物質をほぼ完全に燃焼分解するため、着火時から煙や臭いを発生させない。

アポロン式焼却炉

アポロン式焼却炉


更に、ダイオキシン類や塩化水素、煤塵といった有害物質も、1250℃の高温を安定的に保ち燃焼分解するので、規定をはるかに下回る濃度に抑えることができる。ガス化燃焼方式のため、燃焼処理後に炉内に残るのはごくわずかな焼却灰だけ。この焼却灰は有害物質を含まないので、燃えるごみとして出すことができ、残さの処理費用がかからない。

また、アポロン式焼却炉には灯油や重油などの燃料は一切不要で、焼却炉を稼動させるのに必要なのは家庭用の100V電源だけ。廃棄物自体をガス化させ、空気の送風のみで焼却するため、気になる電気代は1時間15円程度とわずかだ。同社によれば、1カ月フル稼働しても1万円を超えることはないという。また、焼却処分中の熱量をボイラーに活用できるので、ボイラー燃費の削減にもつながる。環境対策とコスト削減を両立できる、高性能な焼却炉だ。

アポロン式焼却炉は、食品カスや木屑などの一般ごみや、各種廃プラスチックをはじめとする高分子系廃棄物、塗料、発泡スチロールなどを、まとめて焼却することができる。煙突のないすっきりした構造で、工場などの大規模施設から市場や商店などの小規模スペースまで簡単に設置できる。面白い事例だが、奉納されたお守りやお札を燃やす「お炊き上げ」のために、神社がこの焼却炉を導入した。煙や有害物質を排出する心配のないお炊き上げの様子がテレビで紹介されて話題となり、現在多数の引き合いがきているという。

 
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