環境 新製品:LED照明「Multi LEDs」シリーズ/ラ・ヴィータ

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二重アクリルカバーでLEDの光を拡散
60W白熱灯と同等の明るさを実現したLED照明50機種が新発売

「Multi LEDs」シリーズの導入例
「Multi LEDs」シリーズの導入例:「とさてらす」(高知県高知市)

照明器具の製造・販売業のラ・ヴィータが、LED照明「Multi LEDs」シリーズをリニューアルした。従来よりも性能を上げ、1万8800円(税込)の低価格で本格的な全国展開を開始する。LEDには、光の直進性が強く拡散性が弱いという特徴がある。そのため住宅用としては、白熱灯や蛍光灯の代用というよりも、調光用ダウンライトや壁などを照らすスポットライトとして導入されることが多い。

「Multi LEDs」シリーズは、二重のアクリルカバーを採用してLEDの光をほどよく拡散させることに成功した、ラ・ヴィータの人気商品。今回のリニューアルにより、屋内用高照度タイプは従来製品の約6倍、60Wの白熱灯と同等の明るさを実現した。市販の白熱灯調光器にも対応しており、明るさを5~100%に調節できる。消費電力は9.8W。寿命は40,000時間以上で、毎日7時間使用しても15年以上使用できる長寿命。しかも、その場合のランニングコストは、白熱灯のミニクリプトン電球60Wを使用した場合と比べて4万4000円も節約できる。

「Multi LEDs」シリーズには屋内用と屋外用があり、50機種をラインアップ。デザインは、スタイリッシュな立方体「Multi Cube」と、丸くて柔らかい印象の「Multi Round」の2種類。アクリルカバーは「透明+プリズム」「透明+乳白」の2種類が揃っており、アクリルカバーの間に和紙やカッティングシートなどの装飾シートを挟むことも可能で、多彩な光の表情を演出できる。

また、同シリーズには、災害などの停電時に自動でバッテリーに切り替わり2晩以上点灯する防災ライト「LED防災ライト”ぐらっパ!”」も並ぶ。防災ライトのデザインは屋内外用と統一しているため、性能面はもちろん、他の照明とコーディネートできる点もユーザーに好評だという。

ラ・ヴィータでは、今回リニューアルした「Multi LEDs」シリーズ50機種に加え、2009年1月に発売した「kiraring」を含む全78機種のラインナップを携えて全国に売り込む計画だ。本拠地の四国地区では同社親会社の宮地電機が販売を担当。それ以外の地域については販売契約法人を募集中だという。

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