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環境 新製品:工場廃液などの濃縮乾燥装置「H-VCDドライヤー」/西村鐵工所

環境ビジネス編集部

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CDドライヤーにヒートポンプを組み合わせて排蒸気を再利用
エネルギー消費量が従来の1/2~1/5に!

西村鐵工所は、エネルギー消費量を従来の半分から1/5に抑えた、直接加圧型ヒートポンプ式濃縮乾燥機「H-VCDドライヤー」を発売した。

同社の従来機「CDドライヤー」は、すでにさまざまな業界に普及している主力商品。温暖化対策への関心が高まる中、ユーザーからより燃料消費量やCO2排出量が少ない製品が求められるようになり、新製品の開発に至ったという。

工場廃液などの濃縮乾燥装置「H-VCDドライヤー」

工場廃液などの濃縮乾燥装置
「H-VCDドライヤー」


CDドライヤーは、工場で使用される液体や廃液を濃縮したり、その水分を蒸発させたりする乾燥機。従来の乾燥機のように、円筒ドラムの外周表面の熱を利用して乾燥させるのではなく、ディスク(中空円盤)の両面を伝熱面として、そこに液体をかけて乾燥させる構造なので、コンパクトな装置で大きな伝熱面積が得られる。

新製品は、産業機器メーカーの大川原製作所の高性能ヒートポンプシステムを導入し、これまで廃液を乾燥させる際に大気中に放出していた排蒸気を全回収して、ディスクの加熱に再利用できるようにした。これにより、乾燥のために使用するエネルギー量を大幅に削減できた。

また、伝熱熱面となるディスクの汚れをスクレーパーでかきとって落とす構造になっているため、従来の濃縮装置と比較して、より高い濃縮倍率での乾燥が可能になった。その結果、廃棄物自体の削減効果も高まった。

「H-VCDドライヤー」のCO2削減効果はすでにユーザーの間で評判となっており、西村鐵工所では今後、環境意識の高い企業を中心に売り込む方針だ。

 
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