環境 新製品:LEDバーライト「ウィルライン」/サンライテック

  • 印刷
  • 共有

電源内蔵型で簡単に取り付けができるLEDバーライト
直径25mmと小型・軽量なうえ、組み合わせ・角度調整も自在

LEDバーライト「ウィルライン」
LEDバーライト「ウィルライン」

T4型蛍光灯照明器具製造業のサンライテックは、LEDバーライト「ウィルライン」の本格的な市場展開を始めた。

ウィルラインは、わずか8Wの消費電力で20W蛍光灯とほぼ同じ程度の明るさを確保できるLED照明器具。4万時間の長寿命で、消費電力は同社製20W蛍光灯の60%程度と、省エネ性能も高い。また、長時間使用しても、10~15℃程度の温度上昇に抑えた低温タイプとなっている。

しかし、ウィルラインが優れている点はそれだけではない。まず目に留まるのは、そのユニークな形状だ。直径25mmの丸型で、用途に応じて角度を自由に調整できる(実用新案意匠登録取得済み)。連結回転式なので、接続部品を使用すれば最長10台(11m)まで連結して連続点灯できる。さらに、電源内蔵タイプなのでアダプターは不要。渡り配線も必要ないので、工事資格を持たない素人でも簡単に取り付けや取り外しができる。

そもそも、同製品は商業施設用として企画され、省エネ性能はもちろん、取り付けやすさや応用性、機能美などにこだわって開発された。扱いやすい小型軽量化を実現するため、入出力のコネクタを取り付ける最小サイズにあたる「直径25mm」にこだわった。だが、小さな円形ケースの内部は発光部と電源部に分かれた三日月型。そこに立方体や円柱型の電源部品をいかに納めるか、開発は困難を極めた。大型部品を使うことはできないので、小型で寿命が長い部品を選出し、これまで培ってきた技術力を総結集して小型高効率インバータを開発。小型・軽量・長寿命で、蛍光灯ランプの代替品となりうるLEDバーライト「ウィルライン」を完成させた。

同製品では、あらゆるシーンに対応できるように、白昼色、白色、電球色の3色をラインナップ。このほか、ユーザーの要望があれば色つきの光にも対応できる。高演色で商品を鮮やかに照らし、紫外線を含まないので、色あせなどショーケース内の商品を傷める心配も少ない。

サンライテックは今年4月から展示会などを利用してウィルラインの本格的なPR展開を始めたが、これまでにないLED照明器具として、すでに多くの業界分野の企業が高い関心を示し、反響を呼んでいるという。

この記事にリアクションして1ポイント!(※300ポイントで有料記事が1本読めます)

関連記事