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環境 新製品:放置自転車のレンタル・販売「エコチャリ」/ほっとステーション

環境ビジネス編集部

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大学などで問題になっている放置自転車を回収し、レンタル・販売
直営店だけでなく、加盟店も全国に展開中

近年、環境や健康にいい、といった理由から、チャリ通やジテ通と呼ばれる自転車で通勤する人が増えており、自転車愛好家は子どもから大人まで幅広い年齢層に広がっている。その一方で問題となっているのが放置自転車だ。駅や繁華街周辺の道路などの放置自転車が、人々の通行の妨げとなっている。また、放置自転車の問題は街中だけではない。数年で学生が入れ替わる大学構内には、常に自転車が放置されており、その処分に頭を悩ませている大学も少なくない。

エコチャリ 相模原北里店

エコチャリ 相模原北里店


「エコチャリ」は、バイク買取業のバイクオフコーポレーション(福島県)のいわき技術物流本部と、ネットカフェなどのフランチャイズ展開を行うほっとステーション(東京都)の東京営業本部が運営している、リサイクル自転車の販売やレンタルを行うフランチャイズ。目指すところは、放置自転車を削減し、地球環境に貢献することだという。

「エコチャリ」の発端は、バイクオフがある大学に放置バイク回収に赴いた際に、大学から放置自転車の回収を依頼されたことだった。回収した自転車には、少し修理すればまだまだ使用できるものが多数含まれていた。そこで、大学と協力して、新入生を対象としたリサイクル自転車の即売会を実施。瞬く間に完売するほど好評だったため、本格的に自転車のリサイクル事業に参入することにした。

ところが翌年になると、学生に販売したリサイクル自転車の多くが再び放置されていた。さらに、放置自転車は、その所有権の問題から、リサイクルするために煩雑な法的手続きが必要となる。そこで、所有権をバイクオフが持ったまま、学生に自転車のレンタルするというシステムに変更。これなら、万が一レンタルした後に自転車が放置されたとしても、所有権はバイクオフにあるため、法的手続きなしで回収・再使用できる。

学生を対象にこのレンタルサービスを実施したところ、こちらも好評で、地域住民からも貸し出しに対する要望が寄せられた。それに応えるため、2009年3月に相模大野、5月にいわきに直営店を構え、2010年2月からはフランチャイズ展開を開始。7月2日にはフランチャイズ3号店となる「横浜日野店」が、8月22日には西日本発進出となる「松山北店」(愛媛県)がオープンした。

エコチャリを借りるには、まず1,000円の入会金と、自転車返却時に返してもらえる預かり金、6ヵ月以内の短期レンタルの場合は割増量1,500円を支払う。その後にかかる費用は、月々の使用料590円~1,180円(自転車のグレードによる。例外もあり)のみ。タイヤやブレーキなどにトラブルが起こっても、修理費用は一切かからない。ほかの自転車への乗り換えも自由で、常にコンディションのいい自転車に乗ることができる。自転車の購入費や維持管理費を考えるとかなりお得だ。ラインナップは、子ども用やシティサイクル、折りたたみ自転車、電動自転車、マウンテンバイクと幅広い。

現在、エコチャリ加盟に関する問い合わせは毎月100件以上寄せられており、今後全国に広がっていきそうだ。

 
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