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環境 新製品:衝撃緩衝材と一体型の梱包材「ワンタッチトレイパック」/ユニオン産業

環境ビジネス編集部

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梱包部材コストの削減、作業効率アップにつながる便利な新商品
原料には竹や麦を配合し、環境にも配慮

ユニオン産業は、衝撃緩衝材と梱包材が一体となった「ワンタッチトレイパック」を開発した。

「ワンタッチトレイパック」の原料は、同社が開発した「UNI-PELE(ユニペレ)」という、竹や麦と樹脂を混合した環境配慮型の樹脂。天然素材なので廃棄の際に燃やしても有毒ガスが発生せず、CO2の発生量も抑えられる。

ワンタッチトレイパック

ワンタッチトレイパック


新製品開発のきっかけは、この「UNI-PELE」による環境配慮型の梱包材製品を開発したいと考えたことだった。タイミングよく、富士通が日米で特許を持つ「衝撃吸収型梱包材」を紹介され、開発に踏み切った。しかし、麦を配合した樹脂をシート状にすると、強度や粘りが不足する。強度に耐えるよう、さまざまな素材を配合して試作を繰り返し、ようやく完成にこぎつけたという。

衝撃緩衝材と梱包材が一体となった「ワンタッチトレイパック」は、従来に比べて梱包材部分を縮小できるので、部材費用を大幅に低減できる。そのうえ、包装サイズの縮小効果で、梱包箱への収納率の大幅な向上が見込める。

富士通の「衝撃吸収型梱包材」をもとに開発した構造も特徴的だ。弾性を持つ「UNI-PELE」製のシートを、高さ、大きさが異なる突起を持つトレーパックに形成。凹凸枠部分をはめ込む形で、ワンタッチで簡単に梱包できる仕組みになっている。この構造により、作業効率を50%も短縮できる見込みだ。

新開発の梱包材は、コンパクトでありながら梱包材としての強度にも優れている。どの角度から衝撃を与えても、しっかりと衝撃を吸収して内側の商品が破損することはない。

ユニオン産業では、パソコン機器や携帯電話、電球、ガラス製品、化粧品などの通販用梱包材として「ワンタッチトレイパック」の活用を考えている。また、シートに帯電防止剤を配合することも可能なので、精密機器の梱包材など、特性を生かした新たな梱包材としても売り込んでいきたい考えだ。

 
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