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環境 新製品:CO2検知機能付き「換気扇コントローラ」/新コスモス電機

環境ビジネス編集部

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空気の汚れの基準であるCO2を検知し、換気扇を自動制御
室内環境改善と省エネを両立できる新製品!

新コスモス電機は、室内のCO2を検知して換気扇の運転を自動コントロールする「換気扇コントローラ」の新機種を発売した。

「換気扇コントローラ」は、ガスセンサによって室内の空気の汚れの基準となるCO2を検知して、空気の汚れに応じ、換気扇の運転の強・弱やオン・オフを自動で切り替える装置。

新コスモス電機によると、「室内の空気汚れに応じて換気扇をコントロールするポイントは、ただ換気扇を回すのではなく、必要ないときに換気扇を止めたり弱めたりするところにあった」という。

換気扇コントローラ

換気扇コントローラは、
スイッチボックス(深型)に取付が可能。
W70×H120×D65 mm、230gと非常にコンパクトだ。


例えばオフィスなどでは、冷暖房を使いながら、換気のために大きな換気量の換気扇を常時回しているところも少なくない。しかしそれでは、窓を開けたまま冷暖房を使っているようなもので、空調機には換気扇から侵入してくる外気による大きな負荷がかかってしまう。当然、電気の消費量も増加するし、空調の効きも悪くなる。

では、実際に換気扇コントローラにはどのような効果があるのだろうか。同社が2009年1月~9月に京都市内のオフィスビルで行った実証実験では、空調電力の削減量が2,200kW、金額に換算して33,000円もの削減効果があがった。この実験結果は、今年9月に開催された平成22年度空気調和・衛生工学会大会で発表されている。このように「換気扇コントローラ」の省エネ効果は絶大だが、空調の効き方も格段に上がったようだ。実験対象のビルのテナントからは「例年冷房の効きが悪く、管理室に対処を依頼していたが、実験中は過ごしやすかった」という感想がよせられた。

新発売の「換気扇コントローラ」は2機種。CO2を検知する「CO2センサ」を搭載した「ARU-03」と、「CO2センサ」に加えてニオイやVOCなどの化学物質を検知する「空気汚れセンサ」を搭載した「ARU-05」だ。「CO2センサ」は、同社が出資しているスウェーデンのガスセンサメーカーのセンスエアー社製。「空気汚れセンサ」は新コスモス電機の自社開発製品だ。価格は「ARU-03」が50,400円、「ARU-05」が54,600円(共に税込)で、特別な工事無しで設置できる。導入費用は省エネ効果ですぐに回収できそうだ。

2010年4月に施行された改正省エネ法により、低コストで効果的な省エネ手法を求める事業者が増えた。「換気扇コントローラ」も学校やオフィスビルを中心に採用が増えており、新コスモス電機では手ごたえを感じている。今後は、ビル建設時の採用が当たり前となるよう、同社の自信作「換気扇コントローラ」を浸透させたいと意欲を燃やしている。

 
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