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環境 新製品:電動フォークリフト用バッテリーの再生事業/ナガラ

環境ビジネス編集部

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新品購入の約1/4のコストでバッテリーを再生!
低コスト・低CO2を実現する新サービスが登場

電動フォークリフトに搭載されている鉛バッテリーは、劣化が進むと産業廃棄物として処分されるのが一般的だ。その数は日本国内だけでも年間数千個となり、環境への影響が懸念されている。しかも、電動フォークリフト用の鉛バッテリーは非常に高価で、100万円を超えるものも珍しくない。劣化したバッテリーでは作業に支障をきたすため、ユーザーは消耗品だからと自らに言い聞かせて交換しているのが現状だ。

バッテリー再生・試験の様子

バッテリー再生・試験の様子


このような状況を打破しようと、ナガラは、劣化した鉛バッテリーを再生し、再び電動フォークリフトのバッテリーとして使えるようにするサービスを開始した。

1回の再生コストは、新品を購入する場合の約1/4。また、同社の試算によると、新品でバッテリーを購入した時のCO2排出量は約5,000㎏だが、再生の場合は1回あたり約50㎏(400Ah/5H-48Vの場合)。5年間で2回再生したとしても、CO2排出量は約100㎏に抑えられる。鉛バッテリーを再生・再利用することで、経費削減と同時に廃棄物やCO2排出量も大幅に削減できるのだ。

ただし、このバッテリーの再生は、極限まで劣化したバッテリーには適用できないという。さらに気になるのは再生バッテリーの性能だが、バッテリーは客観的な性能評価が難しいと言われている。

ナガラでは、再生作業を行う前にユーザーのもとを訪れて、電圧値などバッテリーの状態を測定する簡易検査を実施。この検査で、バッテリーが劣化しているかどうか、再生が可能かどうかを判断する。簡易検査の結果、バッテリーが劣化していて再生可能な状態であれば、再生処理を行う。処理後、JIS規格に基づいたバッテリーの性能試験を行う。その結果は、わかりやすくグラフ化して報告されるので、ユーザーは安心して再生バッテリーを使うことができる。実際にバッテリー再生を行ったユーザーからは、スムーズに作業を行えるようになったと喜びの声が多数届いているという。

ナガラは今後、バッテリー再生からさらに守備範囲を広げ、バッテリーに関するあらゆるニーズに答えながら、電動フォークリフトに関する課題を解決していきたいと考えている。

 
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