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環境 新製品:土壌重金属不溶化材「ピュアソイルEX」/矢作建設工業

環境ビジネス編集部

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重金属汚染に効果のある土壌改良材が登場
リサイクル材を採用し、更なるコスト削減が可能

矢作建設工業は、寺沢建設と共同で土壌重金属不溶化材「ピュアソイルEX」を開発した。同製品は、原料の50%以上にリサイクル材を採用して原料コストを抑えたのが特長だ。

土壌汚染が見つかると、その処理には莫大なコストがかかってしまう。あまりにもコストがかかるため、土地取引が中止になるケースも少なくないという。

土壌重金属不溶化材「ピュアソイルEX」

土壌重金属不溶化材「ピュアソイルEX」


そのため、現場ではより安価な土壌改良材が求められている。しかし、土の状態は千差万別。オールマイティに対処できる技術はかなり高度なものとなり、それだけコストもかかる。そこで矢作建設工業では、用途は限定されるが、リサイクル材を原料に使いコストを下げた安価な改良材を開発した。

ピュアソイルEXは、「不溶化」と呼ばれる技術で汚染土壌を改良する。不溶化とは、汚染された土に薬剤などを混合して固化体に改質し、汚染物質を封じ込め、溶け出さないよう安定化させる方法。汚染土壌を掘り出して除去する掘削法に比べ、現場で処理できる不溶化処理はコストが低い。さらに、原料にリサイクル材を使用している「ピュアソイルEX」は、一般的な不溶化処理法よりも断然安価だ。

同製品が対応できるのは、鉛、ヒ素、フッ素など、重金属の汚染だ。重金属汚染は、土壌汚染の約7割を占めるといわれており、鉛、ヒ素、フッ素はさらにその7割と大部分を占めるという。汚染現場の土に「ピュアソイルEX」を混合すると、金属を不溶化して固める(固化する)ため、処理後は地盤強度が増強され、道路や建築物を建設する場合でも支障なく行える。

矢作建設工業では、ピュアソイルEXのほかにも、小規模な低濃度汚染地に最適なオンサイト型土壌洗浄プラント「ランドクリーナー」を開発。どちらの製品も土壌汚染処理のコスト削減や工期短縮に貢献する製品となっている。

 
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