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環境 新製品:みんなでカーボンオフセット/北海道グリーンファンド

環境ビジネス編集部

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家庭でのペレットストーブ利用によるCO2削減量をクレジット化
北海道の森林保全などにも効果

「みんなでカーボンオフセット」の仕組み
「みんなでカーボンオフセット」の仕組み

NPO法人の北海道グリーンファンドは、一般家庭が木質ペレットストーブを導入することによって削減したCO2排出枠を、まとめて企業に販売するカーボンオフセット事業、「みんなでカーボンオフセット」を本格的にスタートさせた。

新事業は、地域の一般家庭が取り組む省エネ活動を、企業や自治体が支援する地域ぐるみの地球温暖化防止活動。対象は、国内クレジット制度が始まった2008年4月以降にペレットストーブを購入した一般家庭。木質ペレットという自然エネルギーを活用して、北海道の家庭部門で最もCO2排出量の多い暖房エネルギーを削減する。また、北海道の未利用材・間伐材等のバイオマス資源を活用して木質ペレットを製造することで、北海道の森林の保全や林業の活性化を促す狙いもある。

この「みんなでカーボンオフセット」の取り組みは2008年に始まった。苦労したのはCO2排出量の信頼性を高めることだった。初年度は専門家や大学に協力を仰ぎ算出、2年目はJ-VER制度の算定式によりCO2削減量を算出したが、いずれも自主的な取り組みとして算定した排出量であるため、信頼性という面では弱かった。だが、2008年度には20トン、2009年度には44トンと、取引量は確実に増加。家庭には1トンあたり5,000円程度が還元された。

2010年度からは経済産業省の「国内クレジット制度」の認証を取得。課題だった排出量の信頼性も確保したため、企業側も排出枠を購入しやすくなった。今年6月に札幌市で開催された日本APECアジア太平洋貿易担当大臣会合では、会場のカーボンオフセットにも活用されて注目を集めた。

北海道グリーンファンドでは、12月24日まで第一次の参加世帯を募集している。

 
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