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環境 新製品:廃材利用の薪ストーブ「暖助」/ジオ・パラダイス

環境ビジネス編集部

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プロパンガスボンベを再利用し、廃材をそのまま投入できる薪ストーブ
被災地でも使いやすいシンプルな構造で機能も充実

家具工房ジオ・パラダイスは、今回発生した東日本大震災などの被災地で活用してもらおうと、廃プロパンガスボンベを再利用した薪ストーブ「暖助(だんすけ)」を開発した。

ストーブは、重さ40kg、横の長さが約1.2mの細長い形状。独特な形状は、被災地で薪をカットする労力をできるだけ抑えられるように、と考えた結果だ。一般的な薪ストーブに投入できる薪の長さは30cm程度だが、「暖助」は90cmぐらいまでの長さの廃材ならそのまま投入できる。

廃材利用の薪ストーブ「暖助」

廃材利用の薪ストーブ「暖助」



同製品は、1台で30畳程度のスペースを暖めることができる。扉に設けた吸気口で火力調節が可能で、上部には鉄板が設置してあるので調理もできる。付属の給湯用カートリッジでストーブ内に水を循環させて湯を沸かすことができるので、浴槽を接続すれば風呂を沸かすことも可能だ。

さまざまな活用法を備えた高機能な「暖助」だが、構造はシンプル。それは、被災地へ送ることを考え、短時間で製作可能な構造になるよう知恵を絞ったからだ。また、短時間でより多くの被災地に供給できるよう、他の鉄工所などでも製作できるようにという配慮もあった。現在はジオ・パラダイスの主旨に賛同した多くの業者によって、製造の輪が広がっているという。

価格は、一般に販売する場合は1台9万2千円だが、被災地向けには、支援として、材料・経費で4~5万円程度かかるところを支援金を募って無料で提供している。今後は廃材利用のエコストーブとして広く一般にも普及するよう、改良を加えてより実用化を図る。

 
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