エネルギー革命を神奈川から 「かながわソーラープロジェクト」

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黒岩 祐治・神奈川県知事インタビュー。「エネルギー革命」を神奈川から。東日本大震災と福島第一原発の事故を受け、神奈川県の黒岩祐治知事は県内200万戸に太陽光パネルを設置する計画を進めている。この太陽光を柱とする「エネルギー革命」への取り組みついて、黒岩知事に聞いた。

今年4月の知事選では、
県内200万戸での太陽光パネル設置を掲げ、当選した。

太陽光発電は環境に優しく、二酸化炭素(CO2)削減効果があるが、これまでの「環境にいいことをしよう」だけでは推進力は弱かった。今回は私が神奈川県知事選への立候補を決断する直前に東日本大震災と福島第一原発の事故が起きた。最初は震災で大きな被害を受けた東日本地域を何とか支援しなければと考えていたが、選挙戦で神奈川県内を回ったところ、神奈川県も大変なことになっているとわかった。

電力が失われ、計画停電が実施されることになり、箱根や鎌倉には観光客が来なくなっていた。客が来なければ旅館はやっていけず、食材を納入している業者も同様だ。また冷凍の魚を扱っている人なども、大変困っていた。これは神奈川の危機、そして産業の危機だ。急がなければ、夏の冷房需要によるさらなる電力不足に間に合わないと思った。そして、これにすぐ対応できるのは、太陽光発電の普及だと考えた。

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