中国では、5年間を一区切りとした「5カ年計画」によって、経済や社会の運営に関する目標や手法が定められている。現在は2011年度から始まった第12次5カ年計画の最中だ。中国南部にある深セン市では、行政の強力な後押しによるLED産業の振興が計画されている。
【ポイント】
- 深セン市におけるLED産業への投資は50億元以上
- 広東省の長期計画の遅れを取り戻す必至の施策
中国南部の都市、ちょうど香港の真北に位置する深セン市は、第12次5カ年計画が終了する2015年までに、LED産業の生産額を約2倍、現在の年間700億元(約110億ドル)から1300億元にすべく、今後2年間で公共エリアの街灯を全てLED照明にする実施計画を発表した。
深セン市のこの計画は、2012年5月に発表された、広東省の同様の計画に対応している。広東省でも、2014年中に全ての公共エリアにLED照明を導入し、第12次5カ年計画の終わりには年間の生産額が5000億元に達するよう、LED産業を促進する計画だ。 深セン市は同省最大の都市の1つとして、このプログラムに参画した格好だ。
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