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日本のバイオマス利用、輸入品の利用が拡大

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「自然エネルギー世界白書2012」によると、現在、エネルギー供給を目的とした世界のバイオマス需要は推計53EJであり、このうち86%が調理や産業用に熱を生産するために使われ、これらのうち4分の3近くが竃(かまど)での薪炭材による調理などの「伝統的」バイオマスである。残りのうち約10%が発電や熱電併給に、あとは液体バイオ燃料の生産に用いられている。

世界のバイオマスの需要は、2002年から2009年にかけて年平均1.4%成長してきた。

バイオマスエネルギーというと、エタノールやバイオディーゼルのような液体燃料やバイオマス発電が頭に浮かぶが、実は8割以上は熱利用である。

近代的バイオマスにおいても熱利用が圧倒的であり、近代的なバイオマス熱利用の設備能力は、2011年に推計10GWth増加し、世界総計では290GWthとなった。米国では、約1,200万基の薪ストーブ・ペレットストーブ・暖炉が導入されている。近代的な薪ストーブや暖炉は、燃焼効率が高く、室内空気を汚染せず、デザインも洗練されている。

バイオマスの熱、発電利用が他の再生可能エネルギー同様に、技術的進歩を遂げながら拡大しつつあるのに対し、バイオ液体燃料には違ったトレンドが現れている。

(※全文:2,358文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

泊 みゆき(とまり・みゆき)

NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事長。日本大学大学院国際関係研究科修了。1989年から富士総合研究所にて、地球環境問題や企業の環境対策についてのリサーチに携わる。99年、「バイオマス産業社会ネットワーク」を設立、共同代表に就任。2004年より現職。

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