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中国より水銀飛来 ― 観測の現状は

環境ビジネス編集部

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中国から飛来してくる招かれざる物質の代表と言えば黄砂があるだろう。近年では健康被害が心配されるPM2.5(微小粒子状物質)による大気汚染が確認され、日本各地でその計測値を元に国民に注意を呼びかけているが、さらにそれらに加えて水銀による影響も懸念されはじめた。

滋賀県立大学永淵教授(環境科学)らの調査によると、2008年から琵琶湖で捕れる魚20~30種の総水銀濃度を調査しているが、アユやビワマスなどは安全なレベルを計測した一方で、琵琶湖内の水生生物の食物連鎖頂点に存在している体長1メートル前後のビワコオオナマズの水銀濃度が、1キログラムあたり856マイクログラムの総水銀を検出。これは国が定めている魚介類に含まれる総水銀暫定規制値の約2倍となっている。

また同研究チームでは、昨年8月富士山頂での計測で大気1立方メートルあたり2.8ナノグラムの水銀濃度が測定された。同大学の調査では、2007年から全国の高い山の頂上付近で高濃度の水銀が確認されている。これらは気象条件などから中国上空を流れる気団が運んできた水銀の可能性が考えられている。

(※全文:1,247文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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