米国は国内シェールガス生産増加に伴い太陽光発電を主軸に再エネ比拡大に加速

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世界最大のエネルギー生産・消費国であり、輸入国でもあった米国は、「シェール革命」によってエネルギー生産が増加、エネルギーの安全保障と自給率向上を目指してその姿を変えつつある。再エネでは特に風力とソーラーの伸び率が大きく、太陽光を中心に再エネ比率拡大に動き出している。

(1)1次エネルギー国内供給

米国のエネルギー供給は低コストな石炭火力発電が中心だったが、60年代後半に原子力が加わった。最近はシェールガス/オイルの採掘技術と採算性の向上により天然ガスの生産や輸出が活発化、ガス火力発電所の建設も増加しており、今後計画されている新設発電所の約50%がガス火力である。「シェール革命」により、2005年に約30%だった国内消費に占めるエネルギー純輸入比率は、2015年9月には約11%にまで低下した。2013年の発電設備容量は2003年比14%増の11億7,219万kWである。

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