水力発電が60%のカナダも、再エネ(風力、太陽光、バイオなど)を積極導入へ

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カナダでは、豊かな自然環境を活かした水力発電により電源供給はきわめて安定している。エネルギー政策は、連邦レベルではなく10の州がそれぞれ主体となって進められているが、中でも再エネ導入で突出するのはオンタリオ州で、風力は4GW規模に達し、ケベック州でも導入計画が進む。資源大国カナダは再エネ大国になりつつある。

(1)1次エネルギー国内供給

資源国カナダは、アルバータ、サスカチュワン、ブリティッシュ・コロンビア各州を中心に産出される石油、天然ガスをはじめ、石炭、ウランなども豊富である。2012年時点の石油確認埋蔵量は1,736億バレルで、サウジアラビア、ベネズエラに次いで世界第3位。天然ガス2010年の生産量は1.890億立方メートルで、米国、ロシアに次ぐ世界第3位。

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