廃棄食品の不正流通へ食品基準の視点で対応

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廃棄業者が意図的に食品卸業者に横流しし、さらに食品卸業者から複数の小売店にわたっていた食品廃棄物横流し事件。この事件は、単に悪質業者による単独の問題として片づけられない側面があり、食品業界のみならず環境業界にも大きな衝撃を与えている。今回の事件を受けて、環境省の見解や取り組みなどについて話を聞いた。

行政の監視をすり抜けた横流しに衝撃

事の顛末はこうだ。今年1月、「CoCo壱番屋」を展開する大手カレーチェーンの株式会社壱番屋の従業員が、愛知県内のスーパーで「壱番屋」の名称で販売されている業務用ビーフカツを発見。不審に思い、販売されている商品を持ち帰り壱番屋本部に報告したところ、産廃事業者であるダイコーに廃棄処分を依頼した廃棄食品だったことが分かった。

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