生産性向上と省エネの両立にはサードパーティの働きがけが必要

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我が国は世界の中で省エネ先進国といえる。経済を発展させるには、エネルギーの利用が不可欠であるが、限られた資源をいかに有効に利活用するかが重要となってくる。実際、国の経済がこれだけ成長していながらも、エネルギー効率を高めることができているからこそ、毎年着実に省エネが進んでいる。

我が国は1973年比でGDPが2.4倍に成長しているにもかかわらず、エネルギー消費は1.2倍にしか増加していない。部門別に見ると、産業部門(工場)では73年比で0.8倍に減少しており、直近の2013年以降で見ても、生産増加の影響を上回るエネルギー効率の改善等が寄与し、全体としてエネルギー消費が減少している。他方で、業務部門(事務所・オフィス等)、家庭部門、運輸部門は最終エネルギー消費が増加しており、特に業務部門が73年比で2.3倍に増加する等、今後、省エネに向けた一層の努力が求められる。

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