エネルギーとインフラ企業、スタートアップ、行政を結ぶベンチャー(前編)

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greenbox GmbH(グリーンボックス株式会社)は、ドイツ最大級のサイエンス・テック・パーク内に拠点を置いている。greenboxのミッションは、エネルギーとインフラストラクチャー産業の大企業、スタートアップ、行政を結びつけ、実践的なスマートシティー戦略と技術を協働で生み出し、実装することだ。

greenboxのプロジェクトの1つにInfraLab(インフララボ)というものがある。その名の通り、インフラストラクチャーの新技術を開発するためのラボラトリー(実験室)だ。InfraLabの型破りなところは、BSR(ベルリン市のゴミ処理事業者)、Berlin Recycling(BSR小会社のリサイクリング業者)、BVG(地下鉄、トラム、バスを束ねるベルリン公共交通機関)、Gasag(ベルリン天然ガス会社)、Vattenfall(ベルリンに本社を構えるスウェーデン公共ガス電力会社の100%子会社)、Stromnetzberlin(ベルリン電力送配電事業者)、Veolia(仏資本のリサイクル会社)、Berliner Wasserbetriebe(ベルリン水道局)、Netzgesellschaft(ベルリン・ブランデンブルグ州のガス会社)という9つの大手インフラ企業が一同に介し、お互いのリソースを活用しあって、効果的にベルリンをスマートシティにしていこうとするものだ。

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