日本鉄鋼連盟の長期温暖化対策ビジョン、ゼロカーボン・スチールへの挑戦(前編)

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2018年11月19日、日本鉄鋼連盟は長期温暖化対策ビジョンを公表した。日本鉄鋼連盟では現在、2030年を目標年次とした『低炭素社会実行計画』達成に向けた取り組みを進めているが、パリ協定をはじめとした世界の動きを背景に、新たに2030年以降を見すえた長期ビジョンを策定。最終的に『ゼロカーボン・スチール』を目指す、チャレンジングなビジョンを掲げる。

2030年以降、2100年までをスコープ

2014年11月、日本鉄鋼連盟は、2030年を目標年次とした『低炭素社会実行計画フェーズ2』を公表し、加盟各社はその達成に向け取り組みを進めてきた。一方で、パリ協定では締約国に対し、長期目標(2oC目標)達成のための『長期低排出発展戦略』の策定と2020年までの提出を求めており、日本政府は『長期戦略』の策定に動き出している。

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