「持続可能な観光」を通じた地方創生の意味

  • 印刷
  • 共有

地域には多くの自然や文化といった「地域資源」が存在し、観光コンテンツとして人々を魅了している。観光が地域経済に与える影響は大きいが、一方で、経済の成長を優先し自然との共生を無視すると、マイナスの影響を与えかねない。地域資源の破壊が進むことで地域は自らの魅力を失い、結果的に経済成長の芽がつぶされてしまうことになる。経済成長と地域資源の保全の両立が求められる今、「持続可能な観光」の実現に向けてすべきこととは。

観光が与える経済へのインパクト

日本は2003年に「住んでよし、訪れてよし」を基本理念とした「観光立国宣言」以降、「観光」を国の課題として位置づけ、政府一丸となって取り組んでいる。2007年には「観光立国推進基本法」が制定され、2008年には観光行政を担う「観光庁」が設置され、観光を軸とした経済成長が加速化された。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事