一般照明用高圧水銀ランプの製造・輸出入が21年以降禁止 廃棄には注意を

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水俣条約のため2020年12月31日から、一般照明用の高圧水銀ランプの製造をはじめ輸出、輸入ができなくなる。同時に、廃棄に関しても高いハードルがあり、自由に捨てることができない状態だ。水銀灯をはじめとした水銀使用製品の現状とこれからについてレポートする。

水俣条約が制定され、 水銀を使用しない世界へ

2013年に水銀汚染防止に関する条約「水銀に関する水俣条約」が日本で締結。これは、水銀の採掘から貿易・使用・排出・放出・廃棄等に至るライフサイクル全体を包括的に規制するものだ。水銀は揮発しやすく、分解されることなく環境中に蓄積する上、水銀・水銀化合物には神経毒性を有するものまであり、人の健康に大きな被害を及ぼす可能性がある。

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