再エネ拡大に不可欠な「広域系統」のマスタープラン、検討始まる(前編)
再エネ電源の主力化および電力供給のレジリエンス強化に不可欠なインフラが送配電ネットワーク(NW)である。一つの大規模な送配電NWを整備するには、10年単位の長期間を要する。また一度構築された送配電NWは数十年から100年という長期間にわたり利用されるものである。全国的に整合性の取れた効率的な設備形成を行うには、電力系統のグランドデザインが不可欠である。
8月に新たに「広域連系系統のマスタープラン及び系統利用ルールの在り方等に関する検討委員会」(マスタープラン検討委員会)が設置されたことにより、日本の電力系統は新たなステージを開始しようとしている。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)