花王の成長戦略 ESGを経営の根幹に据えビジネスを展開(前編)
花王は「ESGの取り組みこそが、この時代に企業の価値を高める方策である」との考えから、積極的にESGを推進している。そのうち、とりわけ注力されているのが、脱炭素の活動だ。ものづくりのプロセスで排出されるCO2のみならず、ステークホルダーとの協働により、製品ライフサイクル全体でのCO2削減が徹底して行われているのである。
ESGの観点を導入することで企業価値をも向上させる事業戦略
「温暖化や海洋汚染、資源枯渇など、地球環境はいま限界に近づきつつあります。そのうえ、新型コロナのパンデミックで社会は大きく変動し、それに伴い、我々グローバル企業の社会課題解決への責務も、一層重くなっています」花王ESG部門 部門推進・ESG広報担当部長の大谷純子氏はそう語り始めた。
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