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生物多様性の危機は人類存続の危機

国立環境研究所 五箇公一先生が、生物多様性の重要性についてわかりやすく解説してくれるコラムの第2回目。
今回は、地球の生命史40億年の歴史で完全循環型システムとして維持されてきた生態系ピラミッド構造について解説。
生態系最弱の生き物だった人間が知恵と道具、コミュニケーションを使いピラミッドの頂点に立ったことで、ピラミッドが崩壊の危機にあること、人間にとっても生態系ピラミッドが崩れることは生命と社会の危機であることについて語っていただいた。

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五箇公一氏
国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター生態リスク評価・対策研究室 室長

生物多様性が支える生態系システムの持続性と、その危機

地球上の全ての生物は、生態系というシステムに組み込まれ、物質循環とエネルギー生産をおこなって生命を保っています(図1上)。生態系の中では、太陽エネルギーによって植物が二酸化炭素と無機塩(窒素やリン)を材料として光合成を行い、酸素と有機物を作り出し、それを一次消費者である草食動物が利用して繁殖し、さらにその草食動物をその上の消費者である肉食動物が利用する、という具合に、生物の階層性が構築されています。

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