脱炭素化への移行資金「トランジション・ファイナンス」の手引きを公開

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2050年カーボンニュートラルの実現には、再生可能エネルギーなどの脱炭素の水準にある事業へのファイナンスと合わせて、産業界が脱炭素化に向かって行くための移行(トランジション)の取り組みの資金供給(ファイナンス)についても促進していくことが不可欠になる。経済産業省などは、金融機関がトランジション・ファイナンスを実施する際の手引きとして「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」を策定した。

同基本指針は、黎明期にあるクライメート・トランジション・ファイナンスを普及させる目的で、ボンドやローンなどで同資金を調達する際の総則的な内容を整理した手引きとして策定された。「トランジション・ファイナンス」と名付けて資金調達を行う際の信頼性を確保することで、産業界の、特に排出削減困難なセクターにおけるトランジションへの資金調達手段としての地位を確立し、より多くの資金の導入による日本の「2050年カーボンニュートラル」とパリ協定の実現への貢献を目指す。

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