2050年までにエネルギー由来CO2実質ゼロ IEAがロードマップ公表

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国際エネルギー機関(IEA)は5月18日、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指す世界のエネルギーセクターのためのロードマップ(特別報告書)を発表した。同報告書では、2050年の電源構成比に占める再エネ比率を88%、2030年までに新車販売に占める電気自動車(EV)を60%以上とすることなどを示した。

報告書では2050年排出量実質ゼロを達成するには、再生可能エネルギーの年間導入量について、2030年までに太陽光発電を630GW、風力発電を390GWにする必要があるとした。これは2020年の水準の4倍、世界最大のソーラーパークをほぼ毎日設置することに相当するという。電力部門がクリーンになるにつれて、電化は排出量を削減するためのツールとして浮上。EVは、世界の自動車販売の約5%(2020年)から、2030年までに60%以上にする。

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