2050年カーボンニュートラル実現に向けたガスの役割(前編)
2050年カーボンニュートラル実現に向けては、徹底した省エネと並び、エネルギーそのものの脱炭素化が不可欠である。電力部門では再エネ導入の増加により相対的に脱炭素化が容易であるため、電化の拡大は重要な施策として位置付けられている。他方、民生・産業部門における消費エネルギーの約6割は熱需要であり、特に産業分野においては電化による対応が難しい高温域も存在する。このため熱需要等の非電力部門においては、水素化やメタネーション(水素とCO2を合成しメタンを製造する技術)等を通じた、ガス体エネルギーの脱炭素化を実現することが重要と考えられている。
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