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GHG大規模排出源・畜産業、次の打ち手は カギはテクノロジー活用(前編)

カーボンニュートラルやSDGsといった環境に関する話題が近年熱を帯びている。本稿ではその環境問題に大きく絡んでいる業界のひとつである「畜産業界」に目を向け、業界を取り巻く課題について考える。そしてその課題に対するアプローチの国内事例をいくつかご紹介するとともに、デジタル技術を含むテクノロジーの活用が短期的、かつ中長期的にそれら課題の打ち手となる可能性について述べたい。

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畜産業界を取り巻く課題

750億頭。この数字を聞いて皆さんはなんの数字かピンとくるであろうか。これは全世界の家畜の数である。現在、世界の人口はおよそ70億人である事を踏まえると、およそ11倍の数にのぼる。
今後人間と家畜の数はどのくらい増加していくか予想できるだろうか。日本は少子高齢化の問題と共に人口減少の問題が叫ばれているが、世界人口は2100年にはおよそ90億人 (100億人という予測もあり) に達すると言われている。人口統計はあらゆる統計の中で最も信頼できる統計のひとつといわれており、今後人口が増加していくことはほぼ間違いないと言えるだろう。
これに比例し食料問題に対応するため、畜産物の需要も増加する見通しだ。農林水産省の「世界の超長期食料需給予測システムによる予測結果」によると2050年にも肉類で1.6倍、乳製品で1.9倍 (13.98億トン)となることが予想されている。

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