再エネ出力制御低減へ、火力等の供給対策を検討/第32回系統WG(前編)

  • 印刷
  • 共有

現在、需給バランス制約による再エネの出力制御は九州エリアのみで実施されているが、北海道や東北、四国エリア等においても実施の可能性が高まっている。なお出力制御(抑制)には、エリア全体の需給バランスによるものと、特定の送電設備の系統制約・混雑によるものの2種類があるが、本稿で取り上げる出力制御は前者であることに留意願いたい。

系統WGの第32回会合では、再エネ出力制御の低減に向け、既設の火力発電・バイオマス発電設備に対して最低出力の引下げを促す方策や、最低出力基準の更なる引き下げについて、事業者ヒアリングをもとに検討された。この結果を前編で紹介する。なお、後編では、エリア別の再エネ導入量、「出力制御の見通し」の算定方法の変更について取り上げる。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事