森林吸収由来J-クレジット、拡大への期待と懸念(後編)
J-クレジット制度運営委員会は「森林⼩委員会」を設置し、新たな吸収系方法論の創設を含む、制度環境の整備に向けた検討を開始した。J-クレジット創出量最大化の観点から検討が進められている手法や、その懸念点について解説する。(前編はこちら)
主伐時の排出計上と再造林による吸収
現行ルールでは、森林が主伐された時点でCO2の排出が計上されるため(※)、森林経営PJによる認証クレジットの見込量は少なくなりがちである。(仮に間伐面積が少ない場合は、純排出となり、クレジットは創出できない)
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