小学生が風力発電をテーマにディベート 再エネへの関心が高いデンマーク

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我が家の12歳の次男がこの夏に、学校のクラス全員で課外授業のキャンプに行った時のことです。帰ってきた息子に、キャンプの感想を聞いたところ、キャンプ場の近くで洋上風力発電所の計画があったので、みんなで風力発電について、賛成派と反対派に分かれてディベートをしたそうです。賛成派の人はメリットを、反対派は問題点を挙げて議論を交わしたようです。デンマークでは、子供のころから産業やエネルギーについて、よく教えたり考えたりさせています。

洋上風力発電にへの関心度が高いデンマーク

デンマークの人がいうには、新しいことや将来のことは頭の固い大人にいってもなかなか考えを変えないが、子供たちは柔軟に吸収する。だから、子供たちが学校で知ったことを、家に帰って親やおじいさんおばあさんに話をすると、大人は素直に聞くものだと。

マスコミも最新の洋上風力関連記事を大きく取り上げているように、デンマークでは洋上風力発電に関する国民の関心度は、大変高いといってよいでしょう。

風力発電関連の企業は学生に向けて会社説明会などを頻繁に催して、風力発電事業の役割や事業内容を伝えています。SNSの動画配信でも、企業のコマーシャルや事業内容を紹介しています。

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