ミシュランがサステナブルの新賞を設置 食に関するSDGsトレンドを紐解く
原料高騰や水道光熱費の上昇など、経営への逆風が吹き続ける昨今。そんな状況にあっても、ブランド力向上や業績アップを実現させている企業がいます。そのカギとなるのがSDGs。2019年ころから年を追うごとにその傾向が顕著になっています。大企業はもちろん、中小企業や家族経営のお店にまで、そのポジティブな影響が及んでいます。
なぜ今、SDGsなのでしょうか。今回は人間に欠かせない「食」をテーマに、企業とSDGsの関係についてみていきます。
ミシュランが始めた新たな賞、その内容とは

優れた料理やレストランを取り上げて、世界中のグルメ情報で読者を楽しませてくれるミシュランガイド。2021年版からは新たな取り組みとして、レストランのサステナビリティに対して賞を授与する「ミシュラングリーンスター」をスタートさせました。その目的は、「持続可能なガストロノミーに対し、積極的に活動しているレストランに光をあてること」だという(ミシュランガイド公式ウェブサイトより引用)。
料理の素晴らしさとグリーンスターの評価は、「(美味しさを表す)星3つ。ミシュラングリーンスターも獲得」のように、併記して表されるようになりました。美味しさだけで素晴らしさを測る時代は終わり、レストランも「美味しさ×サステナビリティ」で評価される時代に突入しています。
民間だけではなく、国も主導
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