明治大学理工学部応用化学科先端機能材料研究室・通称「永井研」では、プラスチックフィルムの研究を通じて、加速する地球温暖化の解決に挑んでいる。研究成果もさることながら、注目したいのは同研究室の「伝えるチカラ」。最先端の化学研究をわかりやすく表現し、化学の力が環境問題の解決にどう“役立つのか”。多くの人と共有すること、そして、未来の研究生への種まきで、サステナブルな研究活動を目指している。

プラスチック研究を通し、地球沸騰化の解決に挑む若手研究者たち
先端機能材料研究室は、地球規模の環境問題を化学技術で解決することを目指し、主にプラスチックフィルムを活用した研究をしている。例えば、修士2年生の鈴木 遥斗さんは、DAC(直接吸気回収技術)への応用が期待される二酸化炭素を分離回収する膜の研究を、修士1年生の小野寺 壯真さんは、新たな素材での海洋生分解性プラスチックの研究を、小林 愛莉さんは天然資源からつくるプラスチックで包装材料への応用を目指しているという。
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