サステナビリティ担当に必要なマインドとは? JTグループ・妹川久人CSOに聞く

顧客を中心に据えながら、株主・従業員・社会の4者に対する責任を高い次元でバランスよく果たし、それぞれの満足度を高めていく「4Sモデル」を経営理念に掲げるJTグループ。
サステナビリティ戦略として「自然との共生」や「責任あるサプライチェーンマネジメント」などのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいる。
環境ビジネスは、同グループでCSO(Chief Sustainability Officer)を務める妹川久人氏にサステナビリティ担当としてのマインドセットなどについて聞いた。今回は前編。
―――CSOとしての業務について、お聞かせください。
まずサステナビリティって何かを紐解かないといけないなと、CSOを拝命して思ったんですよね。
綺麗事を言うわけではないんですが、世の中や社会、あるいは生態系のなかで、たまたま我々って生かされている存在であるわけじゃないですか。
いよいよ「サステナビリティ」という言葉が使われ始めたということは、企業も当たり前のように生態系の一部だと再認識していく時代なんだと思います。

それがサステナビリティの本質だと考えると、難しい点もあって。例えばCSRと違うのかっていったらここは全く違うと。
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