生態系を再現し海を見える化、イノカ社の「環境移送技術」とは
「環境移送ベンチャー」として2019年に設立したイノカ。自然界に限りなく近い海の生態系を自社ラボの水槽に再現することで、海洋生態系に関する基礎研究を進める。自然と人が真に共生する世界へ、海を守るだけでなく、まだ知られぬ海の新たな可能性を探る。アクアリウム発のイノベーションを追求する、同社の挑戦について、取締役COOの竹内 四季氏に話を聞いた。
生態系を再現し海を「見える化」
同社は、日本で有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリストと、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアが2019年に創業したベンチャー企業。
同社のコア技術である「環境移送技術」は、アクアリストの技術から発展してきたもので、自然界に近い海の環境を陸上に再現する。アクアリストとは、自宅で貝や魚、難易度の高いサンゴなどを水槽で飼育するアクアリウムを趣味とする人々を指す。
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