ファッション産業の循環型経済加速へ H&Mが目指すもの(前編)
100%サーキュラーでクライメート・ポジティブ到達を目指す
H&Mグループは、2015年にサーキュラーエコノミーを提唱するエレン・マッカーサー財団に戦略的パートナーとして参加。この時点で、H&Mグループはすでに多くの店舗で衣料品とテキスタイルの回収サービスを開始していた。グループは、COP26での声明に沿って、2030年までにCO2排出量を絶対値で56%削減(基準値は2019年)することを目標としている。
現在、寄託するテキスタイルの約50~60%が再利用され、再販パートナーを通じて販売または慈善団体に寄付している。残ったアイテムの大部分は、断熱材やクリーニングクロスなどの価値の低い素材にリサイクルされている。
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