Nature's RED Flag

写真家・関戸氏が捉えた、サンゴ保全活動の現在地

  • 印刷
  • 共有

水中・陸上、時には空から、世界の美しい自然を捉える自然写真家、関戸 紀倫氏の作品を紹介する写真コラム。第3回の題材はサンゴ。

世界には800種類以上のサンゴが生息しているが、彼らはとても敏感な生き物だ。海水温の上昇で白化したり、台風などの影響で折れて、その後死んでしまったりすることもある。サンゴは海の生き物のすみかになったり、光合成を行ったりと生態系に欠かせない存在であるほか、波の勢いをやわらげる役割もある。世界では様々な地域で養殖・植え付けなどを行い、サンゴの保全および管理をしている。
世界には800種類以上のサンゴが生息しているが、彼らはとても敏感な生き物だ。海水温の上昇で白化したり、台風などの影響で折れて、その後死んでしまったりすることもある。サンゴは海の生き物のすみかになったり、光合成を行ったりと生態系に欠かせない存在であるほか、波の勢いをやわらげる役割もある。世界ではさまざまな地域で養殖・植え付けなどを行い、サンゴの保全および管理をしている。
Date:2019年12月11日//Location:North Sulawesi, Indonesia/Photo by Kirin Sekito
毎年春になると、漁師はフーカー潜水で海に入り、海藻の一種であるテングサを一房一房丁寧に収穫する。テングサは主に寒天やところ天などの原材料として使われており、日本にとって欠かせない食料だが、近年気候変動の影響もあり、収穫量が減っている。
毎年春になると、漁師はフーカー潜水で海に入り、海藻の一種であるテングサを一房一房丁寧に収穫する。テングサは主に寒天やところ天などの原材料として使われており、日本にとって欠かせない食料だが、近年気候変動の影響もあり、収穫量が減っている。
Date:2019年6月13日/Location:東京都、伊豆大島(日本)/Photo by Kirin Sekito
関戸 紀倫 せきときりん

自然写真家 Nature Photographer
1988年7月6日生まれ。東京でフランス人の父、日本人の母との間に生まれる。冒険家の父に、小さい頃からフィリピン、タイ、ガラパゴス諸島など、自然豊かな場所に連れて行ってもらい、自然を身近に感じていた。気づけばダイビングを始め、沖縄でダイビングインストラクターとして活動。その後2年間、オーストラリアで現地のダイブクルーズなどのダイビングガイドとして働いた後、帰国前にカメラと車を購入しオーストラリア大陸を一周しながら独学で写真を学ぶ。帰国後はフリーランスのカメラマンとして空中、水中、陸上とさまざまな視点から、風景写真を中心に世界の美しい自然を写真と映像で伝えている。

続きは有料会員になるか、この記事の購入後にお読みいただけます。

  • 実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 有料会員になると購入不要で全記事読める(登録月無料)
  • 有料会員は「補助金情報検索システム」も利用可能
  • ポイントは記事の感想ボタンで貯められます
無料会員
300pt
有料会員
0pt

※記事単位での購入は
ポイントが必要です

関連記事