脱炭素社会の実現へ向け、再生可能エネルギーの活用が世界的に進む中、太陽光や風力をはじめとした不安定な自然エネルギーの発電電力を調整する役割を担う、蓄電池の重要性が高まっている。本稿では企業の自家消費に焦点を当てつつも、蓄電池活用の潮流全体を俯瞰。背景にある電力市場の変化や、導入判断の軸、今後の可能性を、ボストンコンサルティング グループ(BCG)の半谷 陽一氏に聞く。
企業の蓄電池導入拡大は2030年前後からが本番
国の「第7次エネルギー基本計画」では、2040年へ向け、再生可能エネルギー比率を40〜50%へと引き上げる方針が示された。
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