北九州市が市民と取り組む脱炭素アクション「KitaQ Zero Carbon」とは?

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ものづくりの街・北九州市はかつて、四大工業地帯の一つとして発展し、日本の近代化・高度経済成長の牽引役を果たしましたが、一方で1960年代には深刻な公害が問題となっていました。そのとき、対策を求めて最初に立ち上がったのは、子どもの健康を心配した母親たち、市民でした。同市は市民をはじめとして、企業、行政が一体となった「市民環境力」で公害問題を克服したのです。

政府が2022年10月からスタートした「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の発足式では、こうした歴史を背景に、同市の北橋健治市長が「市民が自発的に頑張って公害を克服した街です。その歴史を誇りに思っており、脱炭素も市民と一緒に進めていきます」と力強くスピーチしました。

北九州市は今、「KitaQ Zero Carbon(キタキューゼロカーボン)」というプロジェクトで脱炭素という課題を乗り越えようとしています。現場で携わる北九州市環境局の小田 信介氏と竹林 美月氏に詳しくお話を聞きました。(出典:環境省 ゼロカーボンアクション30)

北九州市環境局 グリーン成長推進部 グリーン成長推進課 小田 信介(おだ しんすけ・写真右)氏と竹林 美月(たけばやし みづき・写真左)氏
北九州市環境局 グリーン成長推進部 グリーン成長推進課 小田 信介(おだ しんすけ・写真右)氏と竹林 美月(たけばやし みづき・写真左)氏。2018年に国の「SDGs未来都市」に選ばれた北九州市は、市民や企業と一体となって環境課題を解決していく「市民環境力」を生かしながら、環境・経済・社会の両立を目指している

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